ホームページのどのページを開いても、一番下に同じような情報が並んでいることがあります。この部分がフッターです。事業名や連絡先、主なページへのリンクなどがよく置かれています。
作ったときの内容のまま、長く見直していないという方もいらっしゃるでしょう。目立たない場所ですが、ページを最後まで読んだ人が、次の行き先を探す場所でもあります。
どちらも政府サイト向けの指針なので、載せる項目まで小さな事業のホームページに合わせる必要はありません。
参考にしたいのは、読み終えた人が今の事業に必要な案内へ移れるようにする、という考え方です。
見直しのときは、項目を足す前に、古い情報や似た案内が残っていないかを確かめると整理しやすくなります。
最初に今の表示を記録しておく
フッターを直す前に、今どう表示されているかを短く記録しておきます。変更したあとで、前の状態と比べられるようにするためです。
見るのはトップページだけではありません。
サービス案内、プロフィール、料金、問い合わせなど、内容の違うページを三つほど開き、それぞれの一番下に同じ事業名とリンクが出ているかを確かめてみてください。
ページによって項目が違っていても、誤りとは限りません。作り方によっては、全ページ共通のフッターとは別に、そのページだけの案内が入っていることもあります。
記録は、確認したページ名と日付があれば足ります。画面を保存する場合は、問い合わせの内容や管理画面など、外に出してはいけない情報が写り込まないようにします。
パソコンで見たら、同じページをスマートフォンでも開きます。
ウェブの標準を定める国際団体W3Cは、画面の幅が変わっても、表示されるメニュー項目は同じ順番、同じ言葉、同じ移動先を保つのが望ましいとしています。
小さな画面では、一部が折りたたまれて見えることもあります。見た目が違っても、必要な案内までたどり着ければ問題ありません。
事業名と紹介文が今の事業と合っているか
フッターに事業名があれば、今使っている正式な表記と見比べます。屋号を変えた、「教室」と「スタジオ」のように呼び方が揺れている、以前のサービス名が残っている、といった点がないかを見てください。
ロゴ画像だけで事業名を示している場合は、画像が表示されないときにも名前が伝わるつくりになっているかを、制作を担当した人に確認する方法もあります。
この段階では画像の差し替えを急がず、今の状態を記録しておくことを優先します。
短い紹介文があるなら、今提供している内容と合っているかを読みます。終了した講座やサービスの名前が残っていたら、修正候補として控えておきましょう。
住所や活動地域を載せている場合は、どこまで公開するかを考え直すよい機会です。自宅を仕事場にしているなら、詳しい住所を広く出すかどうかは慎重に決めたいところです。
名称や所在地の表示に法律上の決まりが関わるかどうかは、業種や事業の形によって変わります。迷う点があれば、公開前に専門家へ確認してください。
連絡方法は公開してよい範囲から選ぶ
フッターには、電話番号やメールアドレス、問い合わせページへのリンクなどがよく並んでいます。とはいえ、連絡方法は多いほど親切というわけではありません。
まずは、今実際に受け付けている窓口を一つずつ確かめます。
- 電話での対応をやめたのに、番号が残っていないか
- 使っていないメールアドレスを案内していないか
- 予約専用のページと一般の問い合わせが混ざっていないか
電話番号やメールアドレスを直接載せず、問い合わせページへ案内する形もあります。どちらを選ぶにしても、運営側がきちんと確認できる窓口であることが前提です。
アメリカ政府の指針では、中くらいの情報量のフッターの例として、少数のリンク、SNS、連絡先を挙げています。あくまで例の一つなので、すべてをそろえる必要はありません。
同じ指針は、更新していないSNSアカウントへのリンクは避けるようにとも案内しています。
お客さまに見せる必要のない個人用の連絡先や、今は使っていないSNSへのリンクは外した方が、読む人も迷いません。残す窓口を決めてから、表示を整えていきます。
主なリンクは目的ごとに絞って並べる
フッターのリンクは、読んだ人が次にしたいことから考えます。サービス内容を知りたい、料金を確かめたい、場所を調べたい、質問を送りたい、といった目的ごとに分けると整理しやすくなります。
同じページへ移るリンクが、少し違う名前で二つ以上並んでいないかも見てください。「サービス」と「メニュー」が同じ内容なら、お客さまにとって分かりやすい方の言葉を一つ残します。
アメリカ政府の指針は、フッターの情報量に応じて大・中・小の三つの構成例を示しています。リンクが五つを超えるなら、サイト全体の案内をフッターにも再現する大きな構成を使う形です。
リンクが少ない場合は、規約などへのリンクや連絡先に絞った構成が例に挙がっています。
小さな教室やサロンであれば、よく探されるリンクを三つから五つほど先に選んでおくと、並べ方を決めやすくなります。足りないと感じたら、あとから加えれば十分です。
リンクの言葉は、押した先の内容が想像できるものにします。
利用規約や個人情報の取り扱いのページを載せている場合は、書かれている内容が今の運営と合っているかも確認しておきましょう。掲載が必要かどうかは、事業ごとの事情によって異なります。
リンク先まで一つずつ開いて確かめる
フッターに項目がそろっていても、リンク先が古いままではお客さまが迷ってしまいます。表示名を読んで終わりにせず、一つずつ押して開いてみることがポイントです。
見るのは、目的のページがきちんと開くか、そしてフッターの言葉とリンク先の見出しが合っているか、の二点です。
たとえば「予約する」を押した先が古いお知らせページだったら、移動先か表示名のどちらかを直す必要があります。
「料金を見る」の先に以前の料金が残っていれば、フッターではなく料金ページそのものの見直しにつながります。
外部のサービスにつながるリンクや、公開してはいけないリンクにも注意が必要です。
- 外部の予約サービスやSNSへのリンクが、別の事業や使わなくなった古いアカウントにつながっていないか
- ログインしないと入れない管理用のURLが、公開ページに紛れ込んでいないか
誤りを見つけても、公開中のリンクをその場で消す必要はありません。正しい移動先と影響するページを整理してから直すと、修正の前後でもう一度確かめやすくなります。
スマートフォンで読みやすさと操作を見る
フッターは項目が縦に長く並びやすいので、スマートフォンでは一番下までスクロールして確認します。
- 文字が小さすぎて読みにくくないか
- リンク同士が近すぎて、隣の項目を押してしまわないか
- 長い事業名や住所が、途中で不自然に切れていないか
- 折りたたまれたメニューが開閉でき、開いたあとの項目名と順番が分かりやすいか
W3Cは、メニューを意味に沿った構造で作っておくと、画面の読み上げソフトなどを使う人にも項目の数や並びが伝わりやすいと説明しています。
見た目が整っているかだけでなく、実際に操作して目的の場所へ移れるかどうかも大切です。
表示は機種やブラウザによって変わることがあるため、確認に使った機種も記録に残しておきます。気になる点があれば、制作を担当した人に伝えると話が早く進みます。
電話番号やメールアドレスを押したときに、意図しない動作が始まらないかも見ておきます。問い合わせフォームの送信は、テスト用の情報を使って別の機会に試すのがおすすめです。

見直した結果は小さく残す
一度にすべてを直そうとすると、変更前がどうだったのか分からなくなりがちです。確認した結果は、次の三つに分けておくと扱いやすくなります。
- そのまま残す項目
-
今の運営と合っていて、手を入れなくてよいもの。
- 確認してから直す項目
-
正しい内容を確かめたうえで修正するもの。
- 判断に迷う項目
-
残すか外すか決めかねているもの。迷っている理由と、誰に確認するかを添えておきます。
記録には、確認日、確認したページ、見つけた内容、次にすることを書いておけば十分です。お客さまの名前や問い合わせの内容など、作業に関係のない個人情報は書かないようにします。
修正したら、トップページ以外でもフッターが変わったかを確かめ、スマートフォンでも同じように見てみます。
フッターの編集場所は、ホームページ作成サービスやテーマによって異なります。バックアップの取り方や変更の反映方法は、使っているサービスの公式案内で確認してから作業すると安心です。
見直しの頻度に決まった正解はありません。事業名、連絡方法、料金、予約方法などを変えたときに、フッターも一緒に確認すると決めておくと、見落としが減ります。

まとめ
ホームページのフッターは、事業名、連絡方法、主なリンクとその行き先、スマートフォンでの表示の順に見ていくと整理しやすくなります。項目を増やす前に、今の運営に合った情報だけが残っているかを確かめるところから始めてみてください。
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