SNSに疲れたときの距離のとり方|休む・減らす選択を整理

SNSに疲れたときの距離のとり方|休む・減らす選択を整理

仕事のために始めたSNSでも、使い続けるうちに負担を感じることがあります。通知が届くたびに手が止まり、投稿したあとの反応を何度も開いて確かめてしまう方も少なくありません。

気づけば他の方の発信まで追いかけていた、という日もあるのではないでしょうか。

疲れを感じたときに、すべてやめるか、これまでどおり続けるかの二択にする必要はありません。SNSの使い方は、見る、知らせを受け取る、投稿する、反応を確かめるという複数の行動に分けられます。

今いちばん重く感じている部分だけを休むという選び方もあります。

たとえば、投稿は休みつつ、問い合わせの確認だけ続ける方法があります。見る時間を短くしながら、プロフィールはそのまま残しておく形も選べます。

こうして範囲を決めると、仕事とのつながりを保ったまま距離を調整しやすくなります。

休むことは、発信をあきらめることとは違います。今の仕事や暮らしに使い方が合っているかを、見直す時間として考えられます。再開するかどうかも、休んでから決めてかまいません。

目次

SNSの負担を4つに分けて考える

何に疲れているのかがはっきりしないままだと、対策も「SNSをやめる」のように大きくなりがちです。まずは、ふだんの使い方を4つに分けてみます。

見ることの負担

仕事に役立つ情報を探すつもりが、気づくと長く画面を見ていた、ということが起こります。他の方の活動量や反応が目に入り、自分の発信と比べてしまう場面も出てきます。

通知を受け取る負担

仕事中や休憩中に知らせが届くと、そのたびに内容を確かめたくなります。急ぎではない反応まで、すぐ返さなければいけないように感じる場面もあるでしょう。

投稿を作る負担

題材選び、写真、文章、公開前の確認を一度に進めると、1つの投稿でも作業が重くなります。複数のSNSへ同じ日に投稿しようとすると、画面や形式の違いも加わります。

反応を確かめる負担

数字やコメントを繰り返し見ていると、投稿したあとの時間までSNSに占められがちです。

4つのうち、今いちばん減らしたいものを1つだけ選びます。すべてを一度に整えなくてかまいません。見ることが負担なら閲覧から、通知が気になるなら知らせの受け取り方から、手をつけられます。

負担を感じた場面は、紙や端末のメモに一行だけ残しておくと見つけやすくなります。「朝の仕事前に長く見てしまう」「投稿後に何度も開く」のように、時間と行動を組み合わせます。

理由を深く分析するより、変えたい場面が見えることを優先します。

無理のない休み方を3つの方向から選ぶ

休むと決めても、どこから手をつけるか迷うことがあります。見る時間、通知、投稿という3つの方向から、今の状況に合う休み方を選んでみます。

見る時間を短く区切る

SNSを開かない時間を決めるとき、1日まったく見ないという大きな決め方だけが選択肢ではありません。

朝の仕事前は開かないこと、昼と夕方の2回に確認をまとめること、就寝前は手に取らないこと。そうした時間帯を1つ選ぶだけでも、使い方は変わってきます。

仕事の情報収集が目的なら、見る内容も絞れます。確かめたいアカウントや話題を先に決めておくと、見終わる位置ができます。新しい情報を探し続けず、今日必要な確認が終わったところで画面を閉じます。

決めた時間を守れない日があっても、失敗として扱わなくてかまいません。どの時間帯なら距離を取りやすかったかを振り返り、翌日の設定を少しだけ変えてみます。

通知を必要なものだけにする

通知は、すべて受け取るか、すべて止めるかの二択ではありません。仕事の連絡に使うものと、反応を知らせるものを分けて考えます。

問い合わせの見落としが心配な場合は、確かめる時刻を決めたうえで、必要な連絡だけ残す方法があります。「いいね」やおすすめの知らせなど、すぐ見なくても仕事が止まらないものは、受け取り方を見直す候補になります。

設定項目の名称や選べる範囲は、SNSや端末によって異なります。変更する前に、どの連絡を残したいかを1つ書き出しておくと、必要なものまで止めずにすみます。

通知を減らしたあとも、数日使って不便がないか確かめてみてください。連絡の確認が遅れすぎるようなら、すべて元に戻すのではなく、必要な項目だけ戻す方法もあります。

投稿だけを休む

見ることや連絡の確認は続けながら、投稿を作る作業だけを休む選び方もあります。次の投稿予定を埋めることより、いったん手を止めることを優先します。

休んでいる間に題材が浮かんだら、公開せず短いメモに残しておきます。文章や画像まで仕上げる必要はありません。再開したくなったときに選べる材料として、置いておくだけで十分です。

過去の投稿を急いで消す必要もありません。プロフィールや固定している案内に古い情報がある場合は、ご自身で内容を確かめてから整えます。

営業時間や問い合わせ先など、現在の案内と違う部分だけは、先に見ておくと安心です。

休む期間を周囲へ知らせるかどうかは、SNSの役割によって変わります。定期的な受付や連絡に使っているなら、別の問い合わせ先と確認の頻度を案内する形があります。

交流が中心の場合は、何も告知せず静かに休む選択も残るでしょう。

仕事の窓口を残したまま負担を減らす

SNSが仕事の入口になっていると、休むこと自体に不安を感じやすくなります。そのときは、投稿と問い合わせ対応を分けて考えてみます。

はじめに、今どこから連絡が届いているかを確かめます。SNSのメッセージ、ホームページのフォーム、メール、予約ページなどを並べてみると、実際に使われている窓口が見えてきます。

新しい窓口を増やすのではなく、確認できるものを1つか2つに絞ります。

そのうえで、確かめる時間を決めます。常に画面を見ていなくても、午前と夕方に確認するなど、仕事に合う時間を置けます。

返信までに時間がかかるなら、実際に返せる範囲に合わせて案内文を整えておくと、行き違いが起きにくくなります。

プロフィールに問い合わせ先を載せるときは、リンクが今も使えるか、公開してよい情報かを確かめます。個人の連絡先を新しく公開する必要はありません。すでに事業用の窓口がある場合に限り、見つけやすい位置へ整えます。

ライフデザインアカデミーでも、発信の量を増やすことより、届けたい相手と無理なく確認できる範囲を整理することを大切にしています。

毎日SNSを開くことより、必要な案内が今の仕事の実態と合っているかどうかが土台になります。

休んでいる間の仕事への影響は、想像だけで判断しなくてかまいません。どの窓口から問い合わせが届いたか、見落としはなかったか、負担は減ったか。確かめられる範囲を見ておくと、次の使い方を選ぶ材料になります。

スマートフォンの機能は補助として使う

時間を決めても、気づくとSNSを開いてしまう場合があります。そんなときは、スマートフォンの機能を補助にできます。機能を使うこと自体を目標にせず、先に決めた休む範囲を守りやすくする道具として扱います。

iPhoneのスクリーンタイムには、指定した時間に多くのアプリを使いにくくする休止時間と、アプリの利用時間を設定する機能があります。

iPhoneの集中モードでは、受け取る通知を人やアプリごとに調整し、時刻などに合わせて自動で有効にできます。仕事の連絡を残したいときは、必要な相手やアプリを確かめてから設定します。

AndroidのDigital Wellbeingには、アプリタイマーやフォーカスモードがあります。Googleの公式ヘルプでは、フォーカスモード中は選んだアプリが一時停止し、そのアプリから通知を受け取らない設定が可能です。

表示される名称や手順は、端末やOSの版、機種によって異なる場合があります。設定を変える前に、AppleまたはGoogleの公式ヘルプと手元の画面をご確認ください。緊急の連絡や仕事に必要な通知まで止めていないかも、あわせて確かめておくと安心です。

機能が合わない場合は、使わなくてもかまいません。ホーム画面からSNSのアイコンを移すこと、確認の時刻を予定表に入れること、作業中は端末を手の届きにくい場所へ置くこと。そうした小さな工夫からでも、距離は取れます。

再開は日付ではなく条件で考える

休む前に、再開日を細かく決めなくてかまいません。「1週間後に元の頻度へ戻す」と固定してしまうと、まだ負担が残っている時期にも再開を急ぎやすくなります。

再開するときは、日付よりも条件を置きます。投稿したい題材が1つ浮かんだこと、問い合わせの確認時間を守れていること、投稿したあとに画面を閉じられそうなこと。そのうち1つが整ったところで、小さく試してみる方法があります。

最初から以前と同じ頻度へ戻す必要はありません。使うSNSを1つに絞ってもよいですし、月に数回から始める形も選べます。投稿はせず、必要な連絡の確認だけ続けるという道も残ります。

再開したあとは、投稿の反応だけで判断しません。作成にかかった時間、通知が気になった回数、仕事や休む時間への影響もあわせて見ます。負担が戻ってきたら、もう一度休む範囲を広げてかまいません。

再開しない選択も、そのまま残しておけます。ホームページやメールなど、今の事業に合う窓口があるなら、役割を移す方法もあります。どの媒体を使うかは、周囲の活動量ではなく、届けたい相手と続けられる範囲から考えます。

休むことも、減らすことも、戻ることも、一度決めたら変えられないものではありません。仕事や暮らしの状況に合わせて、何度でも選び直せます。

今の負担に合わせて距離を整える

SNSに疲れを感じたときは、閲覧、通知、投稿、反応確認を分けると、休みたい範囲を選びやすくなります。仕事に必要な窓口だけを残し、端末の機能も補助にしながら、今の負担に合う距離へ調整できます。

一人で決めきれないときは

SNSとの向き合い方は、一人で決めきれないこともあります。使い方を整えたい時期に、学びの場を選択肢の1つに入れてみるのも一案です。

気になる方は、ライフデザインアカデミーの講座をご覧ください。雰囲気を確かめるだけで次の一歩が見えやすくなります。あわせて講座一覧ページもご覧いただくと、ご自分の興味に近い学び方が見つかることがあります。

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ライフデザインアカデミーでは、プロフェッショナル講師による各種講座を開講しています。対面講座からオンライン講座まで、学習環境に合わせて受講できます。
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この記事を書いた人

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